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サッカーせんしゅになります

ちょびは今年長。来年の3月には卒園式を迎える。
うちの保育園では一人ずつ修了書を園長先生からいただくときに「おおきくなったら、●●になります」と列席する母親や父親に宣言する儀式がある。

ちょびは今から「大きくなったらサッカーせんしゅになります」と言っている。
ちなみに私もパパも別段サッカーに熱いわけでもなく、Jリーグを毎日見ているわけでもなく、オリンピック予選だの、ワールドカップ予選だの、世間が騒ぐ試合を、世間並みに「どれどれ」と見る程度だ。もちろんちょびだってきっちりとサッカーの試合を見たことなどない。おそらく「ボールをける遊び」がサッカーであるという理解だろう。

この4月、さる子どもサッカークラブからお誘いの電話があった。「一度見学に来ませんか?」
一応子どもたちに聞いてみた「どうする?」
バリバリインドア派のお兄ちゃんるるは「やだ」とつれない返事。ちっ、こいつを外で遊ばせるのは至難の業だ。
流れに沿ってちょびにも聞いてみた「サッカーやってみる?」
するとちょびは目を輝かせて「やるやる!ちょび、サッカーやりたい!」

ということで一度だけ見学に行くつもりだった。ちょびがチームでするスポーツなどできるわけがないのだ。自由時間に一人で運動場のすみでボールをけっているのとは分けが違う。コーチにも「実は自閉症で…」とちょびのことを話し、「多動はなく、乱暴な子ではないですが、おそろしく不器用なのでついていけないと思います…」とお願いした。

ところがちょびはがんばった。コーチの言葉を一生懸命聞き、周りの子どもたちが動くのをしっかり見て、次に自分がなにをすればいいのかを一生懸命考えて行動する。ちゃんと他の子に溶け込んで遜色なく動いているではないか。

040426_160701.jpg   どれがちょびだかあててみて~

びっくりした。目からうろこだった。いつも私は「ちょびには無理」と思ってしまう。だって期待すると傷つくから。私が傷ついて悲しい顔をすると、ちょびは敏感に感じてパニックになる。だから私は最初から「無理」と予防線を張るのだ。でももっとちょびの力を信じるべきなのかもしれない。初めてそう思った。ちょびは「楽しかった楽しかった」と大喜びだ。当然見学が終わったらすぐ「次回からよろしくお願いします」と申し込んだ。コーチも「ぜ~んぜん大丈夫じゃないですか。やってみましょうよ!」と言ってくれた。

ちなみにコーチには本当に子ども扱いが上手く、子どもを喜ばせ笑わせホイホイと乗せて動かす。お友達同士の礼儀には厳しく、失敗した子にちょっと意地悪を言ってしまった子にはプレーを止めてちゃんと説明をする。練習後出席カードにポケモンのスタンプを押してくれるのだが、見学でカードがなかったちょびが手のひらにスタンプを押してもらったのをあとあとまでこだわって、カードを作ってもらってからもまだ手を差し出しているちょびにちゃんと気づいて「よくがんばったな」と手のひらにスタンプを押してくれる。そういうやさしいお兄さんだ。

ただね、このサッカークラブ、幼児向けなのでちょびたち年長が一番お兄さん。3歳の年少さんからいるので、ちょびの動きがさほど遜色ないのは当たり前…というオチなのでした。だって試合中にキーパーがいなくなっちゃったり(おしっこ)、いつの間にかキーパーが3人に増えてたりするんだよ~。楽しければいいよねっ!

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めめのつぶやき(日記)」カテゴリの記事

コメント

早速の返信、感謝いたします。
ちょびくん、試合に出たんですね^^
うちも実はこの前試合やったんですっていっても10月末ですが。
ジュニアスクールのページに載っていますので、
チャンスがあったら見てやってください。

ちなみに弟はサッカーを嫌いになって後、
『9人目の選手』として野球チームに入りました。
だーれもベンチに座ることない平和なチームでした^^
そして試合に出るだけで楽しかった弟は
中学でも野球をしましたが、
そこの野球部は力を入れているが弱いチームだったようで、
勝てないんだけど全く使ってもらえなかったようです。
でも3年間、休まず練習を黙々とやってくれました。
一回も休まずです。
正直弟は既にダメ兄貴(ぼく)を越えました。
そしてこの春高校へ進学。
今度も『15人目の選手』として
ラグビーを始めたそうです。
飽くなきチャレンジスピリット・・・と言えば聞こえがいいでしょうかね^^;
でもこれまた激しい割りに全く休んでいないようです。
この弟は、
サッカー(スポーツ)から技術以外の面で多くのことを学び取ってくれたようです。
僕の知らない間に、僕の心配をよそに。
子どもってすごい能力持ってるんですよね。
僕も持っていたのでしょうか 笑

自分には過ぎた弟、そう思っています。

兄バカでした^^

>だいコーチさま

すばらしいコメントをありがとうございました。うるうるしながら読みました。だいコーチのひきいるチームは、きっとみんな明るくて元気でいい子たちばかりなんだろうなぁ。

子供は「障害」なんて言葉知りません。でもつきあっていくうちに「あれ?」ってなんとなくわかっていきます。ちょびがコーチの指示にうまく従えなくて、ただニコニコ笑って突っ立っていても、最初はチームのみんな怒ったように「○○するんだぞ!」って言っていたけれど、そのうち「はは~ん、ちょびくんはどうやらあんまりわからない子なんだ」と気づいたらしく、優しい声で教えてくれるようになってきました。コーチも特別扱いはせず、叱るところはちゃんと叱ってくれます。でもできないことを無理強いせず、少しできたらすごくほめてくれる。

おかげでちょびは今でもサッカーが大好き。私は「どうせ寒くなる頃までにはやめるだろう」とタカをくくっていましたが、寒風吹きすさぶ夕暮れに一時間野ざらしの刑に処せられています(笑)。見ている親は寒くてつらいっすね。

だいコーチの弟さんの話、胸が痛くなりました。そのコーチは何もわかってなかったんですね。サッカーの上手下手なんて二の次で、「好き」って言う気持ちが一番大切なのに。

私もそのコーチぶん殴ってやりたくなりました。

でもだいコーチみたいな優しいお兄さんを持って、弟さんは幸せですね。きっとなにか好きなことをみつけて、お兄さんみたいなステキな人になってほしいです。

こんにちは。文章読ませていただきました。
僕も子ども好きがこうじて、ついでに小さい頃からサッカーが好きなので、今は大学卒業間近ながら、アルバイトで子どもたちとサッカーをやっています。

毎回毎回子どもたちからいろんなことに驚かされて、
ついにコーチの日替わり日記などを書くようになりました(笑) ちょびのコーチはすごく温かい人ですね・・・。

実は一度だけ、新規で来てくれた子どもが、
ひきつけを起こしたように急に叫びだしました。
そのときは何も説明を受けていなくて、何だったのかわけが分からなくなり、『どうした?どうした?』なんて情けない声をこっちが出してしまいました。
詳しいことは分かりませんが、何かそういった精神的な病にかかっていたのだろうかと思うと、
自分の行動、言動が恥ずかしくてなりません。
その子は二度と来てくれなくなりました。

僕の弟は今10歳離れた16歳の高校生。(年がばれましたね・・)僕が高校生の頃サッカーに明け暮れていると、弟もつられてサッカーをやりたい子になっていきました。しかし残念ながら生まれつき重度のアトピーもちで、幼稚園をあがるまでに見事な鳩胸と、体中のがさがさ肌と、喘息で身動きが取れないような状態になりました。それでもやりたい気持ちはかわらず、夜中咳き込んで毎日寝れないくせにやりたいやりたい・・・。僕のせいかと思ってサッカーを辞めようかと思いました。こそこそ続けたんですけどね。子どもが咳き込んで寝れないのをみるのは、胸が締め付けられるような思いがするものでした。それでも、すぐ咳き込むけど、頑張ろうとする弟を応援するようになりました。
弟が小学校3~4年生になる頃、小学校のチームで練習試合があるとのこと。大した活躍なんて出来るわけがない、だって咳き込んでまともに練習なんて出来なかったから。でも応援に来て欲しいって言われてしぶしぶ(本当は弟よりわくわくして)見に行きました。多分あなたと同じ考えです。期待したらかわいそうってどこかで思っていました。でもたかが練習試合だもん、5分くらいせめて出してくれるでしょう、って思っていました。ところが、待てど暮らせど弟は出てこない。両親と僕の3人で、雪の降るありえない寒さの中で凍えながら見ている中、弟は半袖と短パン姿で頑張って我慢して試合を見ていました。試合はゾンビ方式(何度でも出入り自由)で内容は確かに均衡している・・・。どうして使ってくれなかったのか、今でもわかりません。コーチをしている今でも分かりません。そのときのコーチはあとで聞けば特にサッカーの経験があるわけではなく、そのおっさんの子どもがちょっとうまかっただけらしいということでコーチになったそうで。捕まえてぶん殴ってやろうと思いました。今でも見つけたらおそらくぶん殴ります。理由を聞いたあとで。
僕はその後高い金を払いサッカー協会に申し込んでコーチの資格を取り、地元でしばらくサッカーを教えた後、今に至る、という感じです。
結局その試合のあと、車の中で弟、父、僕は一言もしゃべれず、ただただ車が進む中、母がひとりで関係ない話をしていました。きっと気を紛らわせたかったのでしょう。しばらく独演が続いたあと、弟が一言『僕もうやりたくない』と言いました。それを聞いて、めそめそしたのは僕でした。悔しくて。

今教えているのも幼稚園、小学校低学年が中心です。
この年代に必要なものって、サッカーの技術だけじゃないんです。礼儀、チームワーク、思いやり、団体行動・・・。
ちょびのコーチが知ってることが、一番大事なことです。
ちょっと声をかける、ちょっとした声を聞き逃さないのがコーチの仕事。技術的なことはほとんど聞いてこないし、聞いてきたら答えてあげるだけの技術があればいいだけ。
もしあなたの子どもの通うスクールが近くなら、飛んで見に行きたいです。コーチから、子どもたちから教わることが多そうだから。
この時期、サッカーやりたいっ!と言ったちょびの気持ち、
これを大事に、大事に、大事にしてあげてください。
これは失礼な言葉だったでしょうかね。
きっと立派なサッカー選手になれます。
僕の弟は、もうサッカー嫌いです。
逆立ちで町内100週しても、
サッカー選手にはなれません。
あの、雪の降る日に、
サッカー選手になる可能性は0になりました。
それはサッカー以外の全てに通じていることです。
僕は子どもたちの可能性をつぶさないように、これかも努力していきます。
もし今うちに来ている子達がサッカーを辞めるとしたら、
『サッカー以外の何か』に夢中になっているのなら、
それは素晴らしいことで、応援してあげたいと思います。
『サッカー嫌いだからもうやめる』とだけは言われないように。僕が子どもたちと接するときに一番気を使っていることです。もしそれを言われたら、子どもと接するのをやめようと思っています。

ちょびも、ちょびのお兄ちゃんも。
『無理、ダメ、出来ない』を言わないで欲しい。
きっとできると思って、努力して欲しい。
最初から出来る人はいないし、出来ないから努力するんだし。
出来ないけど、やってみる。
出来ないだろうけど、チャレンジしてみる。
このスタンスはあらゆる可能性を広げてくれるんだと信じています。

長々とすみませんでした。

でもちょびは、ちょびのことを書いた文章は、
20過ぎた、というより30が見え始めたいいおっさんに
感動をもたらせたということが、
きっと言いたかったんですよ。

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