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再び…

ちょびの障害を宣告されて、私は「思い描いていた子ども」を一人葬った。そしてありのままの自閉症のちょびを受け入れようと努力してきた。

そしてちょびは年長になり、ちょびなりに大きく成長し、普通の育児では味わえないような感動を、私は母として満喫した。

でも、その成長がちょっと私を狂わせる。
ひょっとしたらもっともっと成長するかも?
あんなに涙して葬り去った「思い描いていたちょび」をまた掘り起こしている自分。

ちょびのいいところだけを見て、成長を褒め、一緒に喜んできた私は、ちょっと欲張りになっていた。
主治医の杉様が言ってくれたじゃない。ちょびは普通級でやっていけるって。
アイ先生が言ってくれたじゃない。ちょびはなんでも楽しく保育園でお友達と一緒にやってるよって。
だから大丈夫。ちょびはぜんぜん大丈夫。そう言いながら葬ったちょびの亡骸をすこ~しずつすこ~しずつ掘り起こす。

ところが先日の保育参観で、私は今までに見たこともないような「できないちょび」を目撃してしまった。一辺5センチほどの小さな色紙を折り、はさみを入れてアジサイの小花を8つ作りましょう、という、タオルもたためないほど不器用なちょびには逆立ちしてもできない難しい課題だったのだが、加配の先生がついてくれても全く反応せず、ただただ折り紙が入っていたケースをコマのようにくるくると回し続けるちょび。全身で「できないよ」「やりたくないよ」と表現し、それでも席を立つことなく黙って一生懸命現実から逃避していた。むしろ「ぎゃ~!やだ~っ!やりたくない~っ!」と叫んで教室から飛び出していったほうが、よっぽど本人はラクだったかもしれない。それができないのは、今までの療育の成果なのだろうか?お母さんたちに囲まれて、できるわけのない苦手な課題を出されて、それでもがまんしてその場に居続けるちょびを、私は張り裂けそうな気持ちで見ていた。

その時、きっぱりと、さっぱりと、「この子は普通級へはやらない」と心に決めたのだった。
そして掘り返しかけていた亡骸を、もう一度静かに静かに葬り去った。

目の前のちょびだけを見るために。目の前のちょびを守るために


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めめのつぶやき(日記)」カテゴリの記事

コメント

アイ先生ぃぃぃ~っ。コメントありがとうございます(泣)。うれしかったです。

アイ先生がこのブログ読んでくれているってわかっていながら書くのは躊躇したけれど、でもアイ先生のこと、心から信頼しているから書けました。アイ先生の気持ちもとてもよくわかっていましたから、保育内容が悪いなんて思っていもいないし、配慮がないなんて思っていませんよ~。成長したな~ってうれしく思っていても、周りの子たちはそれ以上にぐんぐん成長していて、結局追いつけるわけじゃないって、わかっていてもやっぱり目の前で見ちゃうとね…。でもそれはアイ先生のせいでもちょびのせいでもない。

私がまだまだちょびの母として未熟なのであります。「逆立ちしたって無理」なんて、ちょびにも失礼でした。可能性を信じつつ、ありのままも受け入れつつ…。

子どもたちは上手な関わり方をアイ先生を見てどんどん吸収してくれている。それがとってもありがたい!もうこれ以上望むことなどないです。ちょびはちょびで周りを見ながら、いろいろなことを吸収してほしい。

運動会や生活発表会、まだまだこれからだもんね。アイ先生には本当に気苦労をおかけしますが、どうぞどうぞ、心からよろしくお願いします。アイ先生、大好き!

お母さんの保育参観に対する素直な感想を読ませてもらいました。ここに私からのコメントを書いてはいけないのかもしれないけど、黙っていられないんで書いちゃいます。許してください。
表情から、連絡ノートから、、、ショックを受けているのも、それでもありのままの姿を受け入れようと頑張っているのも、、、痛いくらい伝わってきていたけど、年長児24人の担任として、気付かないフリをしていたのかもしれません。うまく配慮してあげられなくて本当にごめんなさい。
でもね、タオルは確かにたためないけど(笑)あの小さな折り紙も!ハサミで切込みを入れるのも!線に沿って切るのも!普段の遊びの時はできるんだよ。できる時もあるんだよ。「逆立ちしたってできない。できるわけがない」なんて思わないで下さいね。できる時があるからこそ、私も参観の活動に入れてしまったんです。「いい所だけを見て、成長を褒め、一緒に喜んで、欲張りになっていた」のは私も一緒なんですぅ。ちょびくんに嫌な思いさせてしまって本当にごめんなさい。
これからは、私ももっとちょびくんの姿をよく見て、今の姿に合った関わりができるようなスーパーアイ先生になれるよう頑張ります。でも、保育園では『ちょびくんの為の保育』はしてあげられないから、今まで通り優しいお友達の中で、色々刺激を受けつつ、楽しく生活していけたらいいですね。
卒園まで、もっともっと色々(嬉しい事も。辛い事も!)あると思うけど、一緒に楽しみましょうね。そして、「この保育園に入ってよかった~。小学校での生活も楽しみ~」って心から思えるようにしましょうね。そして、そして、、、卒園式では思いっきり嬉し涙を流しましょう!! ☆こんな私ですが、これからもよろしく☆

ビッグママさん、早速ありがとうね(涙)。
リンちゃんのことを思うと、本当に複雑だよね。私もちょびのことを説明したお手紙はお兄ちゃんのるるにまず読ませて「これでいいかな?」と意見を求めました。るるには「自閉症」のことも「特殊学級」に行くかもしれないことも全部言ってある。他のところから「お前の弟…」と間違った情報が入る前に、親からきちんと正しい情報を与えなくちゃ、って思います。

リンちゃんはまだ幼いもんね。ゆっくり焦らずにね。ジュー君のことをずっと大好きでいてくれるように、親は願うばかりだね。

めめさんこんばんわ!早速おじゃましました。

私も参観日とかになると他の子とのあまりの差に驚き、そして現実を知ってしまいます。
自分の子供なりにのびているのに普通の子はその倍の速度でのびているんですよね。
親としては本当に辛いです。めめさんの思いを我が身のように感じました。

昨日個人懇談会があって、私も来年年長さんになるのをきっかけに皆さんにきちんとジューの事をお話しようと思っている事を先生に伝えました。
うちは言葉がだいぶ遅れているのでもう解っている人はいると思うんですね。でもリンにだけはわかってもらってからと思っています。そう思うとやっぱり来年かな~と・・・

めめさん、カミングアウトの事、とても悩まれたと思います。
あなたはすばらしいちょび君のお母さんです。


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