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古稀のお祝い

私の実家の両親がそろって70歳になった。
兄家族と合同でお祝いしようということになり、某ホテルの中華料理店の個室に席を設けて、今日パーティーを開いた。

兄の一家には中一のトーコちゃん、小6のタカノスケ、小4のケイシロウという三人きょうだいがいる。みんなるるやちょびよりも年上で、いつもやさしく(時にきびしく…笑)遊んでくれるので、うちの子たちの憧れのいとこたちだ。5人の元気な孫たちが集まって、おじいちゃんおばあちゃんはそれだけでも嬉しいだろう。しかもおじいちゃん、おばあちゃんにはナイショで「孫たちから作文のプレゼントをしよう」ということになり、るるとちょびも準備をした。

お兄ちゃんのるるはかなり前から張り切って、昔の「し○じろうの紙すきセット」を引っ張り出してきて、カードを作り絵とお祝いの文を添えて完成。ちょびはまだ字が書けないので、作文は私が書いておいた。絵はちょびが自分で描いた。

さて、当日。おいしいお食事も次々と運ばれて、さて誰から発表する?びっくり嬉しそうなおじいちゃんたちの前に出て、一番初めはムードメイカーのケイシロウ。まぁ!四年生にもなるとこんないい作文が書けるんだね!とびっくりするようなできばえ。盛り上がってまいりました!さぁ、次は?すると「ちょびがやる!」と張り切るちょび。「大きい声でできますか?」「大きい声で読むよ!」ちょびは堂々と立ち上がり、ひらがなの原稿を大きな声で読んだ。

「おじいちゃん、おばあちゃん、おたんじょうび おめでとう。ずっと ずっと げんきでいてね。ちょびは おじいちゃんと おばあちゃんが だいすきだよ。 ちょびも いっしょうけんめい がんばるから みててね」

一人で黙々と本を読むのが好きなちょび。私はいつも「見たままを書く能力が欠けているだけで、この子の識字能力は高いはずだ」とそのつぶやきを耳にしながら思っていた。公文を毎日やっていても、こんなに人前で堂々と上手に(しかも練習ナシで)スラスラと読めるとは思っていなかったので、正直言って、驚いた。もちろんおじいちゃんとおばあちゃんはちょびが文字を読めることも知らなかったので、驚いてとっても喜んでくれた。絵をプレゼントする時にちょび画伯は「(絵の)あしがちぎれちゃった」と作品のデキにご不満そうだったが、そこはそれ、一番年下、しかも障害を抱えてみんなが心を痛めていたちょびという存在ゆえ、みんなが歓声とともに大拍手で褒めてくれた。お得なヤツだ。

その後、るる、トーコちゃん(英語の作文!)そしてタカノスケと続いたが、最後のタカノスケが一族の次世代を担う長男として見事な作文を披露し、おじいちゃん、おばあちゃんはもちろんのこと、大人すべての涙を誘った。そしてるるもあまりの感動で泣いていた。この子は本当に感激屋さんで、すぐに泣くのだ。でも8歳の子どもがいとこのお兄ちゃんの作文を聞いて感動して泣くなんて、素晴らしいことだと思う。こういう感性を大切にしてあげたいなぁと愛しかった。(ちなみにちょびは自分の出番が終わるとらりらり~~と唄っていた。人の話も聞けよ、おい)

私の兄は父(おじいちゃん)の後を継いで医者をやっている。その小6の息子も作文で「ぼくもおじいちゃんやパパのような立派な医者になります」と宣言をした。兄はちょびの障害がわかった時に一番最初に「で、俺らはどうやってちょびに接すればいいの?」と聞いてくれた。その言葉が嬉しかった。町の医者がこうして身内に自閉症という障害のある人を持つということは、一昔前だったら「恥」と思われて隠されていたのかもしれない。でも今こうやってちょびを通じて身近にどんどん理解の輪が広がるのが嬉しい。

自分の両親が元気で幸せそうにしていることと子どもたちみんなの成長が嬉しかったのと同時に、私たちも70になったとき、こんな風に祝ってくれる家族がいるといいなぁと、心から思ったのでした。

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