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自己評価

ちょびを育てる上で、今とても苦労しているのが「自信を持たせる」ことだ。

ちょびはとても不器用で、「失敗」や「できないこと」が多い。放っておくと成功体験がなかなか積み上げられず、結果的に「できるものだけに固執する」「できないことを回避したがる」子になってしまう。

だからちょびを育てるにはとにかくなんとしてでも「できた!といううれしい経験」をさせて、「ほめておだててそれを定着させる」の繰り返しだ。

でもこれが実際はむずかしい…。私だっていつもいつも心に余裕があるわけではない。時には「こんなこともできないのっ!」と声に出して言ってしまいたいし、「あ~あ…」とため息をつきたくもなる。でもそれはちょびには死刑宣告だ。

SanaさんのブログSilent Voicesの「生まれてきてごめんなさい」を読んだ。
http://sana0329.cocolog-nifty.com/silent_voices/2004/11/post_11.html

「生まれてきてごめんなさい」ってなんて悲しい言葉だろう。意味のない命はない。生まれてきたことを謝らなくてはならない命なんてないはずなのに……。

今日ちょびの就学児健診だった。同じ保育園の子がたくさんいたし、お兄ちゃんがいるおかげで学校の先生方もみな顔見知り。その方たちにはちょびの発達障害を説明してある。もう特殊学級にお世話になりたいという希望も伝えてあるし、そういう点では「もう何が起こっても平気」と本当に気が楽な健診だった。そういう私の気持ちはちょびに確実に伝わり、ちょびものびのびとして「自閉的」な奇妙さはなりをひそめていて、全く問題なく「長い校長先生のお話」も聞けたし、耳鼻科、歯科、内科、知能検査と進んだ。

ところが視力検査のとき、ちょびはちゃんと見えているのに左手でうまく「左」を指差せなかったため(手首がかたいので逆に曲げるのがむずかしいんです)、検査の先生が「もう一回」「もう一回」と何度かダメだしをした。とたんにちょびが体を揺らしてフンフンと子犬のように鼻を鳴らし始めた。これはパニックになる予兆だ!私は「この子、自閉症ですから!(ちょっと波田陽区風)」と叫びかけたが、検査を終わった同じ保育園のおともだちが「先生、ちょびくん、ちゃんとわかってるよ」とフォローしてくれた。検査の先生も「そうだね~、見えてるよね~」と笑って「よくできました!」と言ってくれた。お手伝いの6年生が「上手にできたね~」と頭をなでてくれた(この子は知らない子だったけど、本当にやさしい男の子だった…涙)。もちろんちょびはけろりと立ち直り、ご機嫌で帰途につくことができた。

ちょびの「自己評価」は親だけではどうにもならない。周りの温かい理解と支援にみちた環境がないと、ちょびの「自分ってダメな人間?」という気持ちははあっという間に重く心いっぱいに広がるだろう。「自分が嫌い」になるなんて一番悲しいことだ。

特別扱いしてほしいわけじゃない。ただちょびはあらゆることに精一杯がんばらないと生きていけない子なのだ。だから自分と同じ尺度で「できる」「できない」を評価しないでほしい。それを理解してもらったら、ちょびは「ぼくってけっこういい感じ!」と思って笑って暮らしていけると思う。

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