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お兄ちゃん、杉様と語る

最近私が一番心を痛めていたことは、お兄ちゃんがどうにもこうにもちょびにイラついてしょうがない、という光景だ。

お兄ちゃんはあきらかに私の血を引いたウルトラせっかちで、頭の回転も動作もびゅんびゅん丸だ。

対してちょびは、のんびりパパの血を引いたまったり君で、さらに発達性協調運動障害のせいで、われわれの常識を超える時間感覚の持ち主だ(ほっておくと食事に2時間かける…わがやでは「イタリア人の食卓」と呼ぶ)。

母親の私は今までの経験上どんなにイラついても、せかしたり、焦らせたり、ましてや「お前はなにをやってもダメなやつだ」というメッセージは、ちょびには厳禁であることを知っている。

ところが…お兄ちゃんはわかっていても、どうしてもこれをやってしまうのだ。
そういう場面を見ると、文字通り、私は本当に胸が痛かった。「私の育て方が悪かったのか」と自分を責めた。日常の私のちょびに対する態度をふり返って、お兄ちゃんの目にそんな行動が映っていたのではないかと、怖かった。

そして週末や長い休みなど、お兄ちゃんと一緒に過ごす時間が長いときにちょびがぴりぴりしているのを見て、これは何とかしなくては、と痛感した。家庭がストレスの場になってはいけない。

主治医の杉様に相談すると、先生は「ぼくからお兄ちゃんに話しましょう」と土曜日に予約を取ってくれた。「ちょびくんを置いて、お兄ちゃんと二人できてください」

ちょびをパパの実家に預け、お兄ちゃんに「S先生とお話ししに行くよ」と連れ出した。お兄ちゃんはうすうすわかっていた。「ぼく、叱られるの?」「ちがうちがう、ちょびのことを、S先生がわかりやすく説明してくれるんだよ」「ふ~ん。ぼく、ちょびがジヘイショウだって知ってるよ」「そうだね、とにかく、お話をしようって」

杉様は開口一番「君は、ちょびくんを見てて、イライラする?」と聞いた。
「うん…なんでも遅いから…」
「ちょびくんはねぇ…」と杉様は優しい声で、ちょびの苦手なこと、手の細かい動作や人と上手にお話しすること、機敏に動くこと、それは車椅子の人が歩けないのと同じで、どうしようもないことだと説明してくださった。「ちょびくんを見ていると、すごくお利口なところと、ぜんぜんできないところと両方あるでしょ?」「うん…」「だからわかんなくなっちゃうんだけど、でもそれがちょび君の特徴なんだ」

「君はお父さんやお母さんがちょび君をとても大切にしているのを見て、ちょっとヤキモチやいちゃうのかな?」
「そう…」「でも、お母さんは君のことをとても心配して、今日こうやって二人で来てるんだよ」「そうか…」

「なにか先生に、質問あるかな?」
「…えっと、…治るの?」
「…まったく普通と同じにというわけにはいかないかもしれないけれど、5年生くらいになったらいろいろなことがもっと上手になって、不器用が目立たなくなると思うよ」「…よかった」

やっぱり私が話すのとは違って、お兄ちゃんは神妙に聞いていた。

頭ではちゃんと理解できてたとしても、それがちゃんと行動に出せるかということは別問題。しばらく様子を見ようと思う。

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