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偏見との戦い

「特殊学級」って、特殊な人が通っているクラス?

いいえ、今は「特別支援学級」とその呼び名を変えているはずです。

「特殊」な教育をするのではなく、その子その子に合った、「オーダーメイドの支援」をする教室なんです。だから本来は、子供たちすべてに特別支援教育は必要なのかもしれません。

でもまだ現場では「特殊学級」で通っている。うちの校長に言わせれば「精薄(精神薄弱)級」だそうで…(呆)。特別支援教育~?発達障害者支援法~?それどころか「普通級ではみんなと同じことができなくては困ります。35人もいる学級で、一人だけ特別なことを、と言うのは無理です」

おいおい、まだそんな意識なのぉ?杉様や辻井先生@アスペエルデの会が聞いたら、頭から湯気出して怒りそうだ(って、実際私がチクったら本当に湯気出して怒っていらした)。

そんなわけで今ちょびがいる「さくら学級」は、ちょびが安心して過ごせる場所。ヘルプがほしいときにはちゃんとヘルプしてもらえる場所である。

本当は「発達障害者支援法」の理念からすると、そういうことだって普通級でやってもらわなくてはならないのだ。学校にはそういう義務があり、発達障害児とその家族にはその権利がある。

でも私たちだって、理想理念を振りかざして、耕されていない荒地にちょびを放り込む気はなかった。一番の被害者はちょびになるのだから。

そういった意味で、ちょびの親学級で、お母さんが毎日ずっと一緒に付き添っているSくんを見ると、私は複雑な気持ちになるのだ。

Sくんのお母さんには、学校に行けば会えるので、よく話す。さすがに5月も終盤に差し掛かり、疲れた顔をしている。そりゃそうだよ。毎日子供と一緒に7時半に家を出て、3時過ぎに帰るんだもんね。倒れやしないかと、そのか細い体を気遣って「お疲れ様、大丈夫?」と声をかけると、いつも「大丈夫!」と元気な声が返ってくる。

Sくんのお母さんに、私たち親子はどう写っているのだろうか。

「うちはここ(普通学級)でまだやっていけるから…」

「ちょびくんはよくユウくんにいじめられるんだよね~さくらだから…」

その言葉の端々に、Sくんのお母さん自身の「特殊学級に対する偏見」が見えてくるのだ。ユウくんには失礼だが、特殊学級だからってちょびを辱めるような知恵は1年坊主のユウくんにはまだないと断言できる(そんな風になるのは4~5年生からだろう)。ただ単に目新しい相手にちょっかいを出したいだけなのだ。それをさくらだからっていう理由つけたがるのって…なんだかなぁ。

先生方やお友達の声、それから私が実際見るにつけ、ちょびよりもあきらかに遅れが大きいSくんは、無表情のままお母さんに手を引かれて動いている。ずっとお母さんといて、楽しいのかな?わからない授業をただ座って聞かされて、楽しいのかな?

「早くさくらにおいでよ」

私は思わずSくんのお母さんに言ってしまう。彼女は困ったように笑って「うちは大丈夫だから…」と言った。意地になっているように聞こえる。

Sくんが校長から言われたという「どうしても普通級に入れるのだったら、お母さんがずっとついてください」という言葉。校長先生も、素直にさくら学級に入ったちょびの手前、お母さんがいなければ誰かが面倒を見なければならないSくんを、普通級で預かるのは気が引けたのだろうか。だとしたら、私たち親子が、Sくん親子を追い詰めているのではないだろうか…。

「発達障害であることを明確にし、本人や保護者が適切な教育的支援を希望すれば、通常学級に在籍しつつ、特別な支援を求めることができる」という発達障害者支援法の理念を、本当に理解し実現しようとしているのはいったい誰なのか?

私もSくんのお母さんと一緒に、学校と戦わなければならなかったのではないか?

…でも私は子供を犠牲にすることは、できなかったよ。だって、ちょびの一年生はたった一度だけ。小学校は6年しかない。一日たりとも無駄な時間はない。

ちょびは担任と一緒にほとんどの主要科目を親学級で受けている。見たままに書けない書字障害があるので、ひらがなの練習は個別に予習してから親学級に行くし、得意な本読みは親学級で披露してほめてもらう。もちろん給食や音楽はみんなと一緒。体育も今は一緒だが、縄跳びや鉄棒など、苦手な課題が入ってきたら個別になる予定だ。私はこれぞ特別支援教育であると感じている。集団の力と、個別指導の力。両方をおいしいとこ取りだ。

ただ朝の会や帰りの会、靴箱やロッカーが、便宜上やっぱりさくらなんだよね。

たかが学籍、されど学籍。

特殊学級の学籍って、そんなに特殊なものですか?

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めめのつぶやき(日記)」カテゴリの記事

コメント

>TAKAちゃん母さま

ようこそ!リンク大歓迎でございます。
私もね、S君が普通級のみんなにあれこれお世話されているのを見て「ちょびもイケたのではないか?」と気持ちがゆれることがあります。一度やらせてみたかった、というのはやっぱり本音…。親だもの、やっぱりそう思うのは当然なのかもしれません。

でも本当にお母さんがつぶれてしまわないか、それが一番心配です。意地になって学校と戦っているようで…。

でも同じような立場の親同士、本当は同じ方向を向いて協力していきたいです。そこが一番、歯がゆいですね。

はじめまして、もん母さんのところからやってきました。時々拝見していたのですが、めめさんの考えや、行動に共感することも多く、私もそうだったなぁーと思い出します。

私にも今年中学生になった、知的障害のある自閉症の息子がおります。

ウチもいろいろと回り道をしながら、ただいま特別支援学級と名ばかりのところに在籍しています。

校長先生もいろいろです。特別支援教育が本当に分かっている先生が、全国にどれくらいいるのでしょうか・・・・
私たちが期待するほど多くはないと思います。
悲しいかなそれが現実ではないでしょうか・・・

ウチの地域にいたっては、最悪の状態です。

普通学級で頑張っているお母さんのこと、分からなくもありませんが、私もめめさんと同じ思いで、見てしまいます。

普通学級へのこだわり、私にもありました。
私の場合は、子どもの可能性を確かめたいと思ってのことでした。
特学のことを考えてはいても、一度普通学級で過ごさせて見たかったのです。結局は1ヶ月で在籍を特学に移してしまいましたけど・・・

子どもにとって、何がいいのか・・・
未だに自問自答しています。答えはまだまだ先にしかでてこないのかもしれません。

とにかく、子どもが毎日笑顔で暮らせることだけを考えて、過ごしているといった感じでしようか・・・

何を言いたいんだか、分からなくなってしまいました。ごめんなさいね。
ときどき、お邪魔させていただきますね。
これからもヨロシクお願いします。


リンクさせていただいてもいいですか?


気を悪くしたら、ごめんなさい。
普通学級にこだわったり、我が子の障害をかたくなに認めなかったり、そんな人って実は障害児に偏見があるのかな、と思うときがあります。
偏見がある人ほど、『普通』にこだわるのかな・・・と。
学校で何かしようとしたとき、同じような発達障害児を持つ親であっても、価値観は様々。
安易に動いてはいけない、と最近思っているところでした。
難しいね・・・

でも、一番大事なのは、ちょびくんが楽しく毎日過ごすことだよね。

私も頭から湯気が出てしまいました。
本当に来年校長先生が変わって欲しいですね。こんなにひどい校長先生まず世の中に二人といませんから、変わってくれたら来年はきっと見違えるほどすばらしい学校になりますよ。

(すみません、適当な発言でなさそうでしたら削除してください。)

あら~snowさま
書き込んだそばからの即効レス!いかにお待ちかねであったか伝わってまいりました(爆)。毎度ごひいきにありがとうございます。

ネタはいっぱいあったのよ!GWもあったしさ。でも時間と脳みその余裕がなかったの。

私っていかにシングルフォーカスな人か、しみじみと痛感。同時進行なんて器用なことできないっす。

うたくんに最近会ってないなぁ。わっしょい!総会を楽しみにしてるね。

よかったよ~
元気そうで・・・・ちっとも更新されない
きらぐるに、執拗にアクセスかけていた
わたしです(^^;)
自閉マニア改めステンドガラスマニアに
なったのかと思ったけど・・・・

とりあえず めめさん生きててよかった(爆)


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