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忘れてくれない…

るる兄ちゃんのお友だちで、アスペルガーのKくん。

去年転校してきて、去年のクラスではいじめられて、お友だちもいなかった。

でも今年るると同じクラスになって、ちょびで扱いを慣れているるるとKくんはとても仲よくなった。

でもね…。

るるは、いろんな子と付き合いたい。いろんな子の家に遊びに行きたい。

でもKくんは唯一のお友だち、るると遊びたがる。

みんなと遊びたいるると、るるとだけ遊びたいKくん。

るるにとって、ちょっと息苦しかったのかもしれない。

あるとき、事件はおこった。

いつものようにKくんは、帽子をとられて回される、という小学生にありがちなからかいに遭っていた。からかっていた子は、るるととても仲良しの子たち。

るるは、ちょびっとだけ、仲間に入っちゃった。

Kくんには、それがこの世の終わりのようなショックだった。

るるはさすがに後味が悪かったらしく、それからしばらく、見たこともないくらいふさいでいた。私にも何も詳しく話せないくらい、いやな出来事だったのだろう。「もうなにも話したくない…」と涙目になるほど。やってはいけないことをしちゃった、という気持ちがひしひしと伝わってきた。

私は詳しい話をKくんのお母さんから聞いたので、私からきちんと謝り、その後、Kくんとちゃんと話なさい、前のように仲良くしなさい、と毎日のようにるるに話した。るるは「ぼくはちゃんと前と同じようになかよくしてるから、大丈夫」と答える。

でも、Kくんは、忘れてなかったんだよね~。

ずっとずっと引きずっていて、悲しい思いが消えない。

どうも以前のように、遊べなくなっていた二人。

お母さんから相談があった。

Kくんが言うには、他のからかった子たちは、いつものことだから、ぜんぜん平気。あいつらのことだから、別になんとも思わない。

でもね、るるくんがその中に入ったのは、やっぱり絶対許せない

だって、ぼくたち、友だちでしょ?友だちにそういうことしないでしょ?

……そうだよね。そうなんだよね。

アスペルガー特有の、徹底したシロクロのつけ方。

曖昧なゾーンが許せないし、その場の空気で変動する雰囲気も読めない。

今の「いじめ問題」にも、こういうことがたくさんあるんだろうと思う。受け取り方の違い。人の気持ちの読み方の行き違い。そして発達障害特有の硬直した考え方…。

たった一度のからかい。しかもちょっとしたノリでおふざけに入っちゃったるる。

かわいそうなほど反省して、Kくんと一生懸命仲直りしたいと思っているのに…。

からかいに加担してしまったるるだけを擁護する気持ちはないけれど。

ちょっと4年生には、かわいそうな、重すぎる友情。

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わがやのお兄ちゃん」カテゴリの記事

コメント

>まんさなさま

~日常生活におけることがそれほど、記憶にインプットされていると感じることは少ないのですが、どうなんでしょうね。(実はインプットされているけれど、こちらにはそれが見えていないだけなのかな。)~

自閉圏の子は、心の中身を表情に上手に出せない子が多いので、平気なように見えて、実はとっても傷ついていることもあるかもしれないですよね。なにしろ記憶力は妙にいいので、どこかの引き出しには入ってしまっていると考えてもいいかも。その引き出しが、いつ開くのかが、本人も回りもわからないのかも…とよく思います。(これがフラッシュバック?)

ちょびも、1年以上前の些細なことを、ふいっと「さっきさ~」なんて言い出すことがあって、びっくりします。時系列がめちゃくちゃ。

一方で、人に悪意があることを読めなくて、ぜんぜん気に留めていない場合も多々あるのかな、と。(当てこすりや皮肉などは、通じないことが多いですよね~)

謎の多い子どもたちです。でもだからこそ、相手の気持ちを推し量ることができるはずの、私たちの側で配慮してあげなくちゃいけないと思います。

友だちもね、小学校時代の友だちなんて、その日楽しく一緒に遊べれば十分だよね~。まんさなさんちのお子さんは、おともだちの定義がめっちゃ深いのかもね♪その日楽しく遊べたらもうお友だちでいいんだよ~って言ってあげるといいよね。

 ああ、お友だち関係って難しいですね。
でも、るるくん、本当にやさしい。きちんと反省もしてくれて。

たった一度の間違いを許してもらえないのもつらいし、許せない、忘れられないのもつらいです。

うちは、まだ1年だからか、単純だからか日常生活におけることがそれほど、記憶にインプットされていると感じることは少ないのですが、どうなんでしょうね。(実はインプットされているけれど、こちらにはそれが見えていないだけなのかな。)
でも、よく「オレは友だちがひとりもいない」といっています。けっこう楽しそうにクラスの子と遊んだりしているのだけれど。友だちという概念が違うのか、何かあるのでしょうね。

>友芽さん

~るるくんのようなお友達は本当に貴重です。そんなお友達を自ら失うなんて、それこそ悲しすぎます。

Kくんのお母さんも、そんなふうに言ってくれました。聞けば、Kくんがお母さんに「るるくんのママに、僕がまだ怒っていることを話して」と自分で言ったそうです。つまり、Kくんもなんとか仲直りしたいけど、自分の気持ちとの折り合いがつけられず、必死でヘルプを出しているんですね。

私からもるるに、言葉を選んで、よく話しました。Kくんのことが重荷にならないように、気をつけながら、「Kくんにはまだるるの気持ちが伝わっていないみたいだから、わかりやすく、ごめんねって言ってごらん」。

今まで話しかけても避けられていたみたいだったけど、今日の話では、来週、Kくんの家に遊びに行く約束ができたみたい。るるも自分から誘いにくかったから、いいきっかけになったようです。まだKくんのノリが悪かったようで、複雑な顔してたけど…。

そうやって何度かぎこちなく行き来しているうちに、すこ~しずつ氷解していけたらいいなぁ…。

幼児さんのお母さんにはちょっと重い話でしたね…。ごめんね。

要は、相手の特性を尊重し理解して、自分と違う価値観というものを認め、その上で気持ちを推し量ってあげればいい。でも、健常なはずの現代っ子が、押しなべてそういう力量が弱いので、問題なんですよね~。

もしこれが自閉症児を持っていない普通のお母さんだったりしたら「そんなめんどくさい子とは、もうつきあわないくていい!」と、逆切れしていたんじゃないかと思います…。

うーん・・・難しいですね( ̄  ̄;)
私は3才の自閉症児の母です。(何度かコメントさせていただいてますが)

るるくんはそこら辺の子供よりよっぽど優しいと思います。
(不適切な表現かもしれませんが)
誰だって、人をからかってしまうことがあります。
仲の良い友達は大切です。一人に束縛されることなんてありませんよね。
でも、るるくんは相手のことを思い、深く反省していますね。
十分だと思いました。

でも・・・絶対に許されないわけですね(´_`。)

るるくんのようなお友達は本当に貴重です。そんなお友達を自ら失うなんて、それこそ悲しすぎます。

自閉症児の母として、一つの課題をいただきました。まだ集団に入ってないし、どうすればいいか分からないけど、頭に置いておきます。

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