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お着替え

ちょびはとても不器用なので、動作がのろい。

着替えは、その最たるものだ。

もともと苦手なのを自分でも知っているから、やりたくなくて、余計に遅くなる。

手伝ってくれそうな人がいると「できない~」と人に頼るクセがあるちょび。

こういうときには、突き放すに限る!(きっぱり)

家にいれば、着替えるような場面には、私かパパりんかお兄ちゃんがいて、もたもたのろのろしていれば、なんとな~くアシストされてしまう。

でもね、ママが連れて行くスイミングとなると、話は別。

1年生まではぎりぎり女子更衣室のすみっこで、私が付き添って申し訳なさそうに着替えさせてもらっていた。

スイミングで要求される着替えのスキルとは…

1、裏返らないように着てきた洋服を脱ぐ

2、たたんでロッカーに入れる

3、水着を出してはく

4、キャップとタオルを持って更衣室を出る

そして終了後は

5、ぬれた体をタオルでよく拭く

6、ぬれた水着とキャップを脱ぎ、ビニール袋に入れる

7、パンツとシャツとズボンとトレーナーを着る

8、荷物をすべてバッグにしまい、更衣室を出る

という手順を踏まなくてはならない。

1年生の間、手順書を作り、私は見守るだけでやらせていたけれど、パンツをはくときぬれた床にぺたんと座っちゃったり、水着を脱ぎっぱなしで忘れていたり、そりゃもう声かけは絶対必要だった。

2年生になり、体も大きくなってもう限界だ。思い切って男子更衣室に送り込んだ。

当事まだお兄ちゃんが一緒にいたので、監視だけをお願いしていた。(手伝いたくないお年頃)

でも今年1月から、お兄ちゃんはテニススクールに移り、スイミングはちょびだけに。

さぁ、ちょび。もう誰も頼る人はいないのさっ。君が一人ですべてやるのだよ。

こういうこともありました。「おしっこ~~っ!」と叫びながら、パンツ一枚で更衣室を飛び出してきて、トイレに飛び込むちょび。(トイレは更衣室の外で、お母さんたちがいっぱい待っているところ)

またある時には、待てど暮らせど更衣室から出てこない。中から「これどうやるの~?!」という聞きなれた泣き声が…。あわてて男子更衣室をのぞくと、あきらかに年下の男の子に裏返ったシャツを直してもらっているパンツ姿のちょび…。

あるときはプールに出た後、男子更衣室をこっそり点検したら、ちょびの荷物だけが床一面に散らばっていたこともあるし…。

まだまだある、数々の胃が痛くなるような場面を経験しながら、ちょびは成長していった。

そして今日、テニスを終えたお兄ちゃんが、「どうせちょび遅いから、ココア買って来る」と自販機にココアを買いに行っている間に、自慢げにすべてを終えて出てきたちょびさま。

お兄ちゃんもココアを落としそうなくらい、びっくり。

やればできるじゃん。

みんなと同じ時間で、ちゃんと着替えて、荷物もすべて持って、さわやかな顔で出てきたちょびを、いっぱいいっぱいほめた。

主治医の杉さまが「不器用は10歳くらいで生活に支障のない程度にはなっていくから」と言ってくれたけど、絶対信じられなかった。ちょびは例外だと思っていた。

毎日の生活の積み重ね。これ以外に言葉が浮かばない。

親が手も口も出さないでいれば、たとえちょびでも、自分でやれていくものなんだわ。

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2年生のちょび」カテゴリの記事

コメント

>くめくめ。さま

療育って「ていねいな子育て」って言いますけど、本当にそうだと思います。何も特別なことをするわけじゃなく、毎日の生活をていねいにていねいに積み上げていく。

できないうちは、「今溜め込んでるんだな」って思えばいい。
ある日、あふれ出てくるまで…。

こんなロングスパンの子育て、めっちゃ気の短い私には苦行ですが、できたときの喜びって、普通の子育てじゃ味わえないくらいの至福の時ですよね♪

本人の力を信じて、淡々とていねいに毎日をおくることこそ、私たち親の仕事なのかもしれません。

>毎日の生活の積み重ね

ホント、そうですよね。
自閉症児はなかなか出来ないことは多いけど
ちゃんと見たり聞いたり経験したりを繰り返している。
頭の中にそういうことを積み重ね、溜め込み、
違いを確認し、ある程度プールされたら
突然あふれ出すように、出来るようになる事がいっぱいある。
親もアレができない、これが出来ないと焦ったり、
代わりに親がやってしまうなどせず
経験させじっと見守る、ヒントを出すだけでいいんだよね。

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