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日記

以前から、アスペの会のT先生が口をすっぱくして「日記を書かせなさい、たとえ一行でも」とおっしゃっていた。

もちろんちょびにも1年生から導入してみたけれど、書字障害の強いちょびにはかなり苦痛なようで、「さぁ書こう!」と誘うと泣きが入り、そうなるともう、今日の出来事の想起や、文章の組み立てなどできるわけもなく、こちらが作った文章をひぃひぃ言いながら乱れた文字でとりあえず書く、という、母子ともにとってのまさに苦行となり、私は本当に疲労困憊して、2年の5月ごろを最後に、完全にお休みになっていた。

先日、わっしょい!でお呼びしたYuさんは、小学校3年生から、成人式を迎えた現在に至るまで、一日も休むことなく日記を書き続けてきた人だ。

それはもちろんとってもすごいことなのだが、もっと私がすごいと思ったのは、それを絶対一人ではなく、母と一緒に書いていたこと。お母さんがお出かけでいないときは、「今日僕は…」まで書いた日記を広げて、帰りを待っているのだという。

私は「いつちょびが一人で書けるようになるか」ばかり考えていた。

でもYuさんのお母さん、Keiさんは言う。

「一人で書けるようになるのが目的じゃないから。書きたいという気持ちを大切にしていたいから」

日記を書く前に、母と子、二人で会話・質問・答え・繰り返して書く内容を決める。そしてKeiさんが文章にして読み上げ、Yuさんはそれをひらがな、カタカナ、ローマ字、漢字を使い分けながら文字にしていく。音で入った言葉を、頭の中で映像にして適切な文字に変換する作業は、すっかりYuさんのお得意だ。

結局、日記は、母と子のコミュニケーションが形になったもの。つまり会話がニガテなYuさんにとって、大好きなお母さんとの会話を楽しみながら練習でき、それがちゃんと形となって残る、とてもステキな作業だったのだ。

ジャグリングの体験コーナーでも「ぜひやってみて!」ではなく「挑戦したい!という気持ちを大切にね」というメッセージが心に残った。

昨日、療育で、課題終了後、お友だちとすっかり仲よく遊んでいたちょび。「たのしいねぇ、このことを、明日、学校の朝の会で話したら?」と言ったら、うん!忘れないように日記に書く!」と自分から言い出した。

Nikki 忘れっぽいボクだけど、字を書くのがとてもニガテなボクだけど、お友だちと楽しく遊んだことを、もう一度思い出せるのは嬉しいよ。日記に書くと、学校の先生が読んでくれる。そうしたら、ボクが話すのを忘れちゃっても、先生が「昨日、お友だちと遊んだんだね」って言ってくれる。そうしたら、ボクはまた、楽しかったことを思い出せるんだよ。

日記って、楽しかった一日を何度も何度も思い出すことができて、便利。

しかも書いて練習するのがイヤでイヤで大嫌いだった漢字が、日記に毎日出てくれば、自然に書けるようになっていくよ。日記に出てくる漢字が書ければ、これからの生活に困ることはないもんね。

Yuさんは日記用漢字辞書を作っているという。日記に出てくる、自分の生活に関する漢字を集めたノートだ。まさに日記は、Yuさんだけのオーダーメイドの学習の仕方。

ちょびにとって、教科書どおりの漢字ドリルをきりきりやらせるよりも、自分の名前、周囲の人の名前、地名、など、本当に生活で使う漢字を早くから身につけていくことのほうが、どんなに大切か。そしてなによりも「書きたい気持ち」を持てるか。

なんでもそうなんだけど、本当に「気持ちを作ってあげる」ことが大切なんだなぁ。頭ではわかっていたけれど、嬉々として日記を書くちょびを見て、再確認。

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コメント

>るちおいさん

きゃ~♪ブログにも遊びに来てくださって、ありがとうございます♪
こうやって人の輪が広がっていくのって、嬉しいですね。

~めめさんはなんて素敵なおば、いや、ままさんかと

おい!!(怒)
いえ、本当におばちゃんなんですけどね(笑)

おいさんも、きっと、子どもを持ったら、わかりますよ♪
どんなに苦労しても、泣かされても、かわいいんです♪

はじめてお邪魔しました。
最近アップされてないなぁ~なんて思いながらきちゃいました
いろんなこと知りめめさんはなんて素敵なおば、いや、ままさんかと
じ~んとしてしまいました。
またお邪魔します♪

>みーさま

はじめまして♪遊びに来ていただいて、うれしいです。

これからもどうぞよろしくデス。こちらこそ、いろいろと教えてくださいね。

はじめまして。
こんにちは。
自閉症+軽度知的障害の、小2の娘と、反抗期の3才の娘の母です。
みーと申します。
うちの長女も、最近絵日記を毎日つけるようになりました。
担任も、私も、楽しみにしていて、コミュニケーションのきっかけになっています。書いてる時は見せてくれないんですけど(^_^;)

めめさんの日記、とってもわかりやすくて、いっぱい勉強されているんだなーと、ちょっと感動しました。
またおじゃまして、書きこんでも良いですか?

>Keiさま♪

安曇野プランのY先生。私2~3度だけ、見学という形でこの地域でのグループに参加させていただいたことがあります。本当にステキな先生でした。あの頃はまだちょびも幼くて「算数なんてまだまだ…」と思っていたけれど、今となっては「ちゃんとグループに入れてもらって勉強しておけばよかった~~」と後悔です。

記録をつけること、これって、本当に大切ですね。私もこのブログのおかげで、ちょびののんびりした成長を「おおっ!あの頃はまだこんなこともできていなかったのか!」と確かめることができて、嬉しいです。

毎日すっとぶように流れていく日常を、障害のある子は「ていねいに味わう」ことを教えてくれますね。お兄ちゃんもこれくらいじっくりと味わって育ててあげたらよかったかも~~(汗)。

Keiさんの丁寧な子育てに、学ぶところ、大なのです♪

Yuの日記を紹介してくださってありがとうございます。

みなさんの日記の書き始めの切っ掛けになったらこんなに嬉しいことはありませんが。。。。。

フッとYuの日記の書き始めを思い出しています。
安曇野プラン「お母さんのための算数教室」
ここで出会ったY先生が障害児Yuに接する母の心構えをすべてを教えてくださったと思っています。
キューブを使った算数の講義はYuの計算力のレベルにあってはいなくて、でも講義の後のお弁当を食べながらのおしゃべりが目的みたいに、毎月楽しみに行っていました。
日記はこうした時期に始め、そのつど指導を頂いたのです。

こんなに続くとは私も思っていなかったのですが・・・
Yuにとっての成長の記録になっています。
よく以前の日記を開いて見ています。
友達の名前やスポーツの記録やYuが良く覚えているのは日記のせいかな?!と思われます。

Keiはなかなか日記が続かない人です。
5ヵ年日記を買っても数日まとめて書く!書きながらすぐ忘れてしまう昨年のことを読みながら思い出したりして・・・お恥ずかし~い!

『Yuは誰の子じゃー!』
と周りからよく言われます。確かにっ!

>snowちゃん

フォト日記、いいと思うよぉ!
ちゃんとマメに写真撮れる母だからできるよね。

私はいつも「あ~~写真撮ればよかった~」ばっかし(自爆)。

今日あったことを、写真を見ながら振り返る時間を持つだけでも、コミュニケーションになるもんね。

私もブログのおかげで、ここ数年のちょびの成長を記録できて、よかったです。snowちゃんとか誰かが読んでくれている、って思うとがんばって書ける。ネタ探しもたのしくなるしね♪

一人じゃ、私は無理だな!!

いいよね 日記という作業は 大人がしても 効果あるよね!
Blogが その典型かなぁ♪

私もこの作業をなんとかうたにも・・・と思ったけど うたクラスになると
写真つかって フォト日記って感じかなぁ(苦笑)

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