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障害者と犯罪

今朝のワイドショーで「知的障害と犯罪」という特集をやっていた。

いわく「受刑者の3割がIQ70に満たない知的障害者である」上に、彼らの出所後の再犯率は60%にのぼる。なぜなら、彼らの40%は障害を持ちながらも出所後の身寄りがなく、生活苦のために他に手がなく罪を犯す、というのだ。実際、塀の外よりも「刑務所は3食食べられるし、楽しかった」と言うのだから、心が痛む。

日本にいる知的障害者のうち、福祉につなげるための「療育手帳」を持っているのは、わずか6%だという。

重度ではない場合、世間体を気にして家族が手帳を取りたがらなかったり、取っていたとしてもその利用方法を知らなかったり、取らないまま大人になって身寄りがなくなれば、手続きが煩雑すぎて当事者が一人では手続きができない、などが理由なのだそうだ。

Photo_4興味があれば、ぜひ「 累犯障害者(山本譲司著)」を読んでみてほしい。

「獄の中の不条理」「罪を犯さねば、生きられない」というサブタイトルが、悲しい。

出所後の知的障害者を支援する福祉の手が、必要とされている。

また、障害が軽度であればあるほど、福祉につながりにくく、社会の理解を得られにくく、そのまま放置されていく。

発達障害と犯罪の関係については、もちろん「発達障害が直接犯罪につながるわけではない」というのは大前提であるわけだが、実際問題として少年院における発達障害に似た状態を示す子供の割合が、少なからず(といか、かなり多く)いることを、まず問題にしてほしい。

彼らは軽度であるがゆえに、普通の教育環境の中から「できないヤツ」としてつまはじきにされ、なんのフォローも受けられず、自己評価をどんどん下げ、非行に走る。

Photo_5心からのごめんなさい(品川裕香著)」では、宇治少年院における「個々にあわせた指導法」の実際と、その驚くべき成果がわかる。障害がある、ないにかかわらず

ありのままの姿を見て、受け入れて、わかりやすく指導する

これって、少年院ではなく、まず小中学校ですべきことなはず。それができていれば、今のような刑務所や少年院の状況ではないはず。

学校や福祉のすべきことは、まだまだ多い。

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本の紹介」カテゴリの記事

コメント

>I母ちゃん

そうそう、私も杉様の「虐待という第四の発達障害」を読んで、かな~りショックを受けました。以前やらせていただいた民生委員さん向けのレクチャーでは、この「虐待と発達障害」について、多く時間をさきました。これは今まできっと、うすうすみんな気づいていたけれど、タブー視されていたことなんじゃないかしらね。

イ、イタリアンバイキング??!!

体は大丈夫なのか~!?あなた、体が資本だってばっ!ことあるごとにI母ちゃんの「数値」が気になっている私よっ!

っていうか、食べ物の話は私を一番に誘え~~っ!(怒笑)

少し前になりますが、杉様の濃~い「第4の…」を読んでプチフラッシュが来てしまった母ちゃんです(^^;
イエイエ…我家がリンクしてるわけではなく何せほらっ…単純に影響を受けやすい体質なもので(苦笑)

「世の中のポジションを保ちやすい。親子ともに。」…全くその通りっ!!
昨日の終業式に伴い少々凹んでます…。
今後について…。
「ありのままの姿を見て、受け入れて、わかりやすく指導する」
やはり基本は大事です!!
母は基本を忘れてはいまいか?
怠慢になっていた自分を戒めた日でした。

…ちなみに、自己管理という言葉が空しく響く日々…。
近頃イタリアンバイキングにはまっている母…何かにつけて行こうとしてます(だっておいしいんだも~ん♡)
ここへ来て、夏休みにかこつけて更に行こうとしてる母(爆)

>うららこさん

ようこそいらっしゃいました♪

人が生まれた場所によって、手厚く支援されたり、されなかったり…。そんなことじゃいかんです。全国どこに住んでも、どこの学校に行っても安心して暮らしていける日本であってほしいですね。

家でどんなに大切にケアされていても、世間からの冷たい仕打ちによって、子供はいとも簡単にボロボロになりますよね。親にも守ってやれる限界があるし、親亡き後…という胸がつぶれそうになる思いもよぎります。

とにかく、一人でも多くの子供の味方を、親が社会に作っておいてあげること。私はそれしか思いつきません。

私の周りを見ても、知的に高ければ高いほど、問題が難しく複雑になっていくのを感じます。いっそ知的にしっかりと障害が認められたほうが、世の中のポジションを保ちやすい。親子ともに。

「特別支援教育法」はまだ歩き出したばかり。良くはなっても、これ以上悪くはならないはずです。これから国政にかかわる人には「発達障害は一部のかわいそうな人たちの話」、ではなく、「ニートや引きこもり、虐待、青少年犯罪など、これからの国の存亡に密接にかかわる大きな問題だ」ってことを重々知っておいていただきたいです。

はじめまして。いつも拝見させていただいてます。とても勇気付けられるブログです。

我が息子小学校1年生も「高機能自閉症」です。以前は横浜に住んでました。横浜はそれはとても福祉に力を入れていて、行政も充実してました。

今は千葉県にいます。K市という大きな千葉県を代表する市です。
横浜よりも遅れている事は覚悟してきました。
家の息子は、傍目には全く分かりません。でも融通が利かない、ハイパー律儀な子で自分に完璧を課してしまって、そのストレスが家に帰ってきてから爆発するパニック型です。

IQは高いのですが、パニックの激しさ、多動の症状等から療育センターで診断書を書いてもらって、それで横浜市の療育手帳を取得しました。

今、越してきてパニックも激しくて慣れない学校生活も重なって、非常にシビアな状況にあります。
手帳があれば、いろいろな支援を受ける手続きもスムーズに行く。
そんな理由で取得した手帳をこちら千葉県でもと思って児童相談所に行ったら

「IQが高い」という理由だけで却下。「高いからこそバランスがバランスがバラバラで周りは対応に苦労しているのです」と訴えても
「IQが高い」=楽と言われてしまって全く話も聞いてくれません。
「むしろそんなに大変なら児童相談所の施設に入居させたらいいじゃないですか」との答え。

アホらしくなってしまって、電話を切ってしまいました。
なんなんだろうって思います。困った人に手を差し伸べるのが福祉ではないでしょうかと。

数字でしか判断できない市の行政、地方によって差を生ませてしまう国の方針、私はこちらに憤りを感じます。

家庭が大切なのは私だって理解してます。だから、夫でさえ反対手認めなかった息子の違和感を「母親の感」で「何かが違う」と自分の目を信じ、逃げることなく1歳半のころからきちんと療育を行ってきました。

親がきちんと向き合っていても、国が、行政がこんな状態では何の意味もありません。行政が整っていないから学校だってこんな状況なのです。

「見た目に分からないから」という理由で、周りに期待され、障害がゆえに越えられない「壁」のケアも十分受けられない軽度の発達障害の子達はたくさんいます。言われなきイジメ、差別を受ける事だってある。

そんな体制化で、「発達障害が犯罪を・・・」という話題を目にするたびに心が痛くなります。

家庭でのバックアップはもちろんだけれども限界はあります。苦しんでます。皆に住みやすい環境を提供してあげて欲しい。いろいろな子がいる。それを国がもっと広く理解して欲しい。

そう強く感じました。
めめさんの記事改めて考えさせてくださいました。
ありがとうございました。

長々と失礼しました。

>ゆきおさん

憤りを感じさせちゃった?ごめんなさいね。

私も家庭教育の大切さは感じます。特に最近の「理不尽なことで学校を訴えようとする親」の話を聞くにつれ、「あ~あ…」って思いますね。

訂正させてください。

「これって少年院ではなく、まず【家庭】と学校ですべきことなはず」

たしかに「わが子のありのままの姿を見て、受け入れる」と言う部分に欠けている家庭は、多いですね。そこがネックで学校が動けない場合も多いですし。

家庭が一番の子供の味方であり、よりどころであるべきですね。

地域社会が主な要因ではあるが、一番の問題は家庭にある。
わが子に対して、一番理解する必要のある立場の家庭の崩壊が、そこに存在するから。

とはいえ、崩壊した家庭を援助する仕組みが、今の社会にも欠落している。
小中学校ですべき事という表現には、憤りを感じる。

小中学校は、地域のバロメータであるとも感じられてならないんだけどね。

地域が変わらなければ、小中学校も変わらない...
地域と小中学校は、セットでもある。

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