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お仲間

ちょびはこの夏休み、ヘルパーさんに大変助けていただいている。

ホームヘルプでは夕方の自転車遊び。

ガイドヘルプでは炎天下のプール。

ありがとう。本当に、ありがとう(涙)。母だけだったら、ちょびはここまで真っ黒になって夏休みを満喫する少年にはなっていないだろう。

でね、夏休みになって新しいヘルパーさんが入って、事業者の責任者さんがとっても仲よしの母友なので、詳しい事情を教えてくれた。

「彼は、どうやら、ご本人らしい…」

大学生で、各種資格試験も順調にとっている。見た目とてもさわやかなかわいい男の子だ。遠くから来て一人で下宿生活しているしね。

でも、少し話してみると、わかる人にはすぐにわかるよ。

他の同じ大学に通うバイトヘルパーさんたちからも「ああ、あの人、よく独り言つぶやきながらキャンパス歩いてる…」という証言あり。

ところが本人はもちろん告知されていないし、自閉症についても、あまり知識はなかった。でもどうやら、「人とうまくつきあえない」「なんだか失敗することが多い」という劣等感はかわいそうなほどちゃんと持っている。

そんなTくんがちょびにはじめて付いてくれたのは、学童クラブの子供たちに交じって、近くの小学校のプールに泳ぎに行く、というガイドヘルプ。他にも大人はいるし、ちょびはそこそこ泳げるし、そうそう無茶はしない子だし、とりあえずまずここから、という事業者さんのトライアルも含む(笑)。

会ってすぐは、人見知りのないちょび。まったくいつもと変わら調子で仲よくおしゃべり。Tくんも、ビミョウな距離を保ちつつ、ちょびとの会話もお互い通じているのかいないのか…。とにかくけっこういい感じ。オトナと付き合うよりも、コドモと遊ぶほうが心地いいのかもしれないね。

案外同じ特性を持った者同士、合うのかもね♪と事業者さんとにんまり。

終了後の親への報告は、さすがに要点を得なかったけれど(笑)、まぁ、他にもそういう学生ヘルパーさんはいることだし(爆)、とにかくニコニコかわいい子なので、「ちょびもとっても楽しかったみたいです。どうもありがとうございました」と言ってお別れした。

で、先日、再度同じプールコース。事業所まで送っていって「今日もよろしくお願いします」と親子ともども挨拶したら、なんとちょびは「ちっ。またTかよ…」と小声で言った…。

ちょびさま!なんてお言葉を!!最近とみに口が悪くなったときにしていたけれど、同じ年頃の子はみんなそうだし、これも成長…とある程度は目をつぶっていたものの、本人を目の前に、なんて失礼な!!

そう、この日は事前に「今日もTくんと一緒に泳ぐんだよ」と教えておいたら「え~」という、明らかに落胆の声を出していた。「Tくんと、なんかあった?」と聞いてみたけど、「何言ってるのか、よくわからないしさ~」とか言い出した。ちょび自身、あんまり何言っているのかはっきりしない人であるのだが、やはり話がかみあわなかったのだろう。他のヘルパーさんは普通、どこまでもちょびにガマン強くつき合って、とことん合わせてくれるからなぁ。

その日あきらかにテンションの低いちょびさま。でもTくんはいつもどおり、ニコニコと一生懸命だ。

その帰り、迎えに行ってみると、やっぱりTくんは「かなり手こずりました…」と凹んでいた。

ちょびによく聞いてみると、前のヘルパーさんたちは、事業所からプールまで歩く道すがら、ちょびのファンタジーに付き合ってくれて、裏道やわき道に入って葉っぱや枝をひろって遊びながら歩いてくれたらしい。

でもTくんには、それができない。

時間までにプールに行かなければ。

この道を通って行かなければ。

このコドモを安全にプールで楽しく遊ばせなければ。

時間通りに着替えを終えて待っていなければ…。

きっとたくさんの「こうしなければ」があったんだろうね。

自由奔放なちょびさまに合わせるには、少しつらかったかも。

おたがい「こうしなければ」系だったら、問題ないのかもね。

願わくばちょびのために「ぼくはヘルパー失格だ!」なんて、落胆しないでほしい。きっと君の役に立つ場面はあるはずだよ。だって、君にしかわからない利用者さんの気持ちだって、あるはず。

事業者さんは「彼に告知すべきなのだろうか…」と悩んでいたけれど、私は上手に「ここの利用者さんたちと、ちょっと似たところがあるけれど、Tくんはできることがいっぱいあって、すごいよね!」とさりげなく言ってあげるといいんじゃないかなぁと思っている。

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ちょびのおかげで「こんにちは」」カテゴリの記事

コメント

>塾長さま

本当にお久しぶりです♪ お姉ちゃんのお勉強ははかどってますか?

私には決定的に欠けている「社会人としての視点」をいつも教えてくれるのが、塾長です。

うちのパパりんも会社勤め経験のない人なので、二人とも企業や組織の中の人間関係に疎いのです。

違和感や劣等感を持ち、その上で「こんなダメなボクにもやさしくしてくれて、ちょびくんのお母さんっていい人ですね♪」なんてニコニコした顔でいってくれるTくんは、きっとすこぉし気づいているんだと思います。塾長のおっしゃるとおり、Tくんはその人柄の良さで、自分の特性を乗り越えていけると思います。

うまくいかない困り感から周りを攻撃し始めるタイプの人は、本当に生きにくいんだろうなぁ。なんとかしてあげたいなぁ、と思いますよね~。

塾長です。ご無沙汰です。

>>私は上手に「ここの利用者さんたちと、ちょっと似たところがあるけれ>>ど、Tくんはできることがいっぱいあって、すごいよね!」

塾長の職場にも、診断がでるレベルにはないものの傾向を持った方
がたくさんいます。仕事に向かう姿勢ができてないと烙印を押されて
もめているのをみるとなにか上手にいってあげられればといつも
思ってます。ただ、傾向を持った人でうまくやっている人はスペクトラムの話を聞いて”自分もそうだと思える方。そういう方はそもそも
もめてないですね・・
 
>>「人とうまくつきあえない」「なんだか失敗することが多い」という劣等>>感はかわいそうなほどちゃんと持っている
”自分はちがう”と思う人の困り感は ”周りの人は非常識”ですから、
Tさん御自信がこういう困り感を持っていればまわりも見えているという
ことであと一息。大学生段階で色濃く残るスペクトラムの影を就職を機に振り払う人もまた多いもの。
Tさん、どこかで一皮むけるといいですね。


>ちゅうママさま

私自身、ご本人さんとお話しをするのって、すごく楽しい。この人はどんなタイプなのかな~?とか色々想像しながら、興味を持って話を聞いてあげるだけで、とっても仲よくなれる。

Tくんもいいところがいっぱいあるのに、ヘルパー(特に子供相手)は、「臨機応変」という、彼らには一番ニガテなスキルが必要なんですよね。

ちょびが言うことを聞かなくて、思い通りに支援プログラムが進まなくて…。でも本当は、ちょびが楽しければ、それがベストな支援なはずなんだけど、最初に決められたプログラムが絶対!だと思っちゃうんだろうね~。

Tくんの素直で一生懸命ないいところが生かせるといいなぁ。ちょびの将来を重ねて、ついついお母さんのような目で、この若きヘルパーの卵を応援してしまうのです。

ちょび君は夏休みを真っ黒になって楽しんでいるのですね♪

ホント、母だけでは長い夏休みを消化できません。
ちびちゅも部活や工作教室で忙しく過ごしてくれています。
ありがたやぁ~。
(忙しすぎてヘルパーさんに会えないのが悩み)

お仲間…います、います。見えてしまうんですよねー。
まさか告知はできないし悩みますが
さりげなく話を聞いてアドバイスするしかないかな?と思っています。

めめさんの褒め褒め作戦で自信を持ってくれるといいですね。

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