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発達性ゲルストマン症候群

発達性ゲルストマン症候群

なんていかめしい名前なんでしょう。

Wikipediaで検索するとこんな風に出ます。

「ゲルストマン症候群は次の4つの主な症候で定義される。

  1. 失書 : 自発的に字を書くことも書き取りもできない。
  2. 失算 : 暗算も筆算もできない。
  3. 手指失認 : 指定された指を示せない。
  4. 左右失認 : 左右がわからない。

ごく稀に小児でもこの症候群の報告があり、発達性ゲルストマン症候群と呼ばれる。構成失行が加わることもある」(ウィキペディアより)

つまり、ちょびがこれなんですよ。

昨年、主治医の杉山先生が「ちょびくんみたいなゲルストマンの子には…」とさらっと話すのを聞いて

「ちょ、ちょっとお待ちください。ゲ、ゲルスト…?」

「ゲルストマン症候群って言うんだよ、こういうの」

先生にはもちろん初診の3歳当初からお見通しだったわけですが、診断名を告げられたのは12歳になって初めてで、家に帰ってネットで調べてやっと腑に落ちたわけです。まぁ主訴は自閉圏だし、それに加えて極端な不器用や書字障害などのLDは重いというのはわかっていたのですが、ちゃんとりっぱな診断名がついちゃうというのはオドロキ。

4つの症状のうち、特に失算は他のと関係なさそうに思えるのですが、考えてみるとすべて空間や順序の認知に関係しているらしいとわかります。

算数の最初はブロックを並べて足したり引いたりして計算を覚えていくわけですが、ちょびの場合、具体物や指を使うとできるのに、それがどうしても頭の中でイメージできないみたい。いまだに指を使います。「机の下に手を隠して指だけ折ってやればいいじゃん」と提案してみたのですが、折った指は目で見ないとわからないらしい!自分の指なのに!!

そして一番日常で深刻なのが、時間の理解ができないこと。これは4つの症状には入っていませんが杉山先生が「要するにものの順序がわかんないんだね」とおっしゃる通り昨日、今日、明日というカレンダー機能はもちろんのこと、1時間と一週間がどれくらい違うかとかいう量的なことも理解できないらしい。テレビの「次週予告」を見て「いつやるの?もうすぐなの?」と大騒ぎになるのは、本当に気の毒になる。

どんなに毎日教えてもざるのようにこぼれ落ちていく。知能に見合わないかわいそうな認知力。本人がふざけているわけでも、親や学校が怠けて教えてこなかったわけでもない。こういう脳の障害なんです。

でもこのいかつい診断名がわかったおかげで、ちょびが春から通うことになった中学に挨拶に行ったときにも、端的に特性を箇条書きできた。字がうまく書けなくて、計算が上手にできなくて、自分の指さえわかりにくいし、左右もなかなか覚えることができません。方向や順番が目で見ないと頭の中でイメージできないらしいんです。

でも読書ができます。学年相当の漢字もすらすら読めます。洋画も字幕で見るのが好きです。だから得意な力を十分使って、苦手を補うような便利な道具を利用して、一人で生きていけるようにしていってほしいと思います。

なんか私自身も、スッキリした。診断名っていわゆるただのレッテルなんだけど、「あぁ、そうなんだ」って腑に落ちて、腹をくくるのに、役立つなぁ。

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