ともみちゃんの結婚式
大好きなともみお姉さんの結婚式。
時折粉雪の舞う寒い日だったけれど、ちょびはともみちゃんの準備してくれた「結婚式のしおり」を読んで、わくわくしながらお出かけです。
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時折粉雪の舞う寒い日だったけれど、ちょびはともみちゃんの準備してくれた「結婚式のしおり」を読んで、わくわくしながらお出かけです。
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ちょびが翌日の時間割をするたびに
「明日は体育がある…。ドッヂボールだったら、いやだなぁ…」
と言うようになった。
ドッヂボールというのは、大人数がごちゃごちゃ動くので、敵味方がわかりにくく、ボールがいろんな方向から飛んでくるし、空間認知や平衡感覚の弱いちょびは、走り回って逃げている間にどっちがどっちだか、何がなんだかわからなくなるのだそうだ。ドッヂボールがきらい、というよりも、とってもコワイらしい。
さもありなん。
前からイヤダイヤダと言っていたけれど、ちゃんとなぜイヤなのか、どんな風にコワイのか、説明できるようになったってことなんだな。
えらく嫌がっている様子なので連絡帳に上記のように書いてみた。
そうしたら担任の先生からのお返事。
「最近はドッヂボールやってませんよ。今はハードルをやってます。しずくちゃん(世話好きな親学級の女の子)が手をつないで上手に飛ばせてくれています」
うるる…。しずくちゃん、ありがとう。
しかも「ちょびくんは前からドッヂボールをとても嫌がってすぐに外野がいい、と逃げていました。ぐるぐる回るのも『気持ち悪くて吐きそうになる』と言っていました。これから体育でやる場合は本人によく確かめながらやりますね」
そうなの。ちょびはみんなとちょっと感覚が違うの。イヤ、キライというだけでなく、ものすごい肉体的苦痛を伴う恐怖なのだと思う。
私はドッヂボールできなくたって、オトナになれると思っているから、ちょびが怖いと言っているのなら、やらなくていいと思う。別メニューでいい。
いい担任の先生に恵まれたな~。ちょびは本当に、自分のできることをがんばってやっていけばいい、と思うんだ。
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今日はちょびの主治医、杉様の診察日。
1学期に3年生からの理不尽な暴言暴力でへとへとだったちょびも、夏休みの間、しっかりと休養をとって落ち着いた。
担任の先生からの報告書にも、「夏休み明け、落ち着いたいい顔で登校し、いろいろな面で成長が見られます」と書いてあった。
杉様も「ちょびくん、調子いいね♪」とご満悦。
ちょびはいつものようにご挨拶をして、杉様の前のイスに私と座るが、部屋の奥に置いてあるおもちゃが気になってしょうがない。しばらくせわしなく足をぱたぱたした後、
「…先生、遊んでいいですか?」
と聞いて、杉様に「いいですよ」と言われると嬉しそうにおもちゃに突進した。
「いつも思うけど、ちゃんと許可を得るまでがまんできて、ちょびくんえらいよね」
と褒められる。どちらかと言うと私はちょびのこういった「指示待ち」の傾向が強いのがネックかなぁと思っているのに、「自分から許可を求められるのだから、これでいいんだよ」といつも褒められる。ちなみに医師の顔も見ずにおもちゃに突進する子は、それだけで診断がついてしまうのだそうだ。
「ちょびくんも10歳だよね。10歳っていうのは本当に伸びる時期なんだよ。びっくりするぐらい伸びる。社会性の面でね。楽しみですね。だから行動のフィードバックをいつもかけてあげて。『こうすると周りの人はどう思うか?』『この行動はどう見えているのか?』『どういう行動が期待されているのか』をひとつひとつ丁寧にね」
「ちょびくんは手を使うことにはいろいろなニガテがあるけれど、そういうことも神経の発達でだいぶクリアできるようになっていくから、今のままでまっすぐ行くよ」
そう目を細めて言ってくれた。
担任の先生から
「ニガテな算数は、意味が理解できればいいので、どんどん計算機を使う」
「書字がニガテなら、ワープロを使いこなせるようにする」
という提案が出ていて、私もまさにそう思っていたので喜んでいる旨、杉様に伝えると
「そう、それでいいんだよ。どんなカタチでもできる自信がつくのが一番」
とニコニコされた。
ちょびはお兄ちゃんみたいにお勉強のできる子にはなれなかったけれど、
大好きな本をたくさん読み、生活に必要な計算は計算機を使い、文字で表現したければワープロを使う、そんな人にはなれそうだ。
なによりも、勝手な行動はしない、人が嫌がることはしない、ニコニコしてかわいがられる、そんなちょびの将来の姿が、想像できるようになってきた。
もう、それで、じゅうぶん♪
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ちょびは冗談や自分の失敗を、上手に受け流すことがむずかしい。
人から言われたことの意味や自分の行動のふりかえりをする前に、感情がぼんっ!と瞬時にそのまま言動に出てしまうのだ。
だから「からかい」なんかは、ちょびにはご法度。
どんなに「ちょびったら、かわいい!」というキモチをこめたとしても、ちょびにとっては「笑われた」「バカにされた」「ボクは失敗した」とネガティブにとらえてしまうことが多い。
でも私はかわいい子供の言動を「もぉぉ、かわいんだからぁ♪」とちょっとからかうのが大好き←イヤな母
さぁ、どうしましょう。
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ちょびはたいへんに正直者だ。ウソが上手につけない。
お兄ちゃんは今、自ら「ゲームは週末のみ」と苦行を課している。
でもちょびも一緒にガマンさせるのはむずかしい。(ええ、ちょびの反復攻撃に母の忍耐がたりません…)
お兄ちゃんには申し訳ないけれど、塾に行っている間は「こっそりとやっていいよ」がお約束。
だからゲームをした痕跡を、帰ってきたお兄ちゃんの目に付かないように消さねばならない。
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ちょびには並外れた書字障害がある。
いまだにひらがなをスラスラ書けないのだから、相当なものだ。
でもかなりな読書家だし、ちょびの頭の中には、実に豊かな世界が広がっている。
新しい担任がちゃんとわかってくれたよ。
今日の連絡帳に「ちょび君の話しぶりがとても高度なので、4年生の国語の教材のプリントの読み取りをやってみました。書くのは苦手らしいので、線で答えさせました。おどろくほどよく読み取っていました。とてもよくできています」と書いてあり、写真のようなプリントを持ち帰ってきた。ちょびも赤で書き込んでいるので見にくいが、解答欄に文字を書く代わりに、線を引いて矢印で答えている。きっとコトバでやり取りしながら、丁寧に見てくれたんだろうな。
文字が書けないから、当然学年相当の学習はムリ、と決めつけない。
こういう答え方もアリだと判断してくれる、これこそ「特別支援教育」だと、思ったよ。
その子のトクイを、その子のできる手段で、どんどん伸ばしてほしい。
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ちょびさま、とうとう4年生。いわゆる「高学年」の仲間入り。
ちょびの学級には1年生が二人も入ってきた。
もちろん相性悪い3年生のK君もいっしょ。
正直不安…、その上、1年生のときから喜びも悲しみもともにかみ締めてきたⅠ先生と、4年目にしてのお別れ。(特学からは離れたけど、通学団の担当でいてくれている♪)
新しい担任の先生は女性で、お兄ちゃんが1年生のとき担任してくれたT先生だ。どちらかというと上級生向きな、きびきびはきはきな先生。
でね、私、この先生、大好きなんだ。
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